ヒロタンとピアノ

2007年3月 第29回東京ビデオフェステイバルで優秀作品賞を受賞しました。

「障害児との出会い。ヒロタンといかにコミュニケートするか。彼がコミュニケーションをあきらめないように、彼の出す音をサポートするうちに、とても意外性のある美しい音楽が、瞬間、瞬間でつむぎだされるようになった。ヒロタンは完成することに関心はない。でもその瞬間はコミュニケートしている。私もヒロタンからインスピレーションをうけており、彼から学んでいる。彼の発したメッセージをうけとっている対等な関係なのだ。」

ヒロタンとの出会いの中で、私は共に音楽をを創造する即興的演奏に興味をもちました。
ヒロタンは重度の障害を持っており、楽譜も読めませんが、私と2人で私個人では考えられないような美しい音楽をうみだすことができます。

音楽だけにかぎらないことですが、関わりの中で、ほとんど即興的にあるテーマにそって物語を展開させることはだれでも可能だと思います。それは自分の中のイメージした世界を超えるものだったりします。

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